➀【現行9条】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

⓶【自民党を中心とした改正案】

⓷【市民グループの新9条案】(暫定)
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、侵略戦争 は、永久にこれを放棄する。
2 わが国が他国の軍隊や武装集団の武力攻撃の対象とされた場合に限り、個別的自衛権の行使としての国の交戦権を認める。集団的自衛権の行使としての国の交戦権は認めない。
3 前項の目的を達するために、専守防衛に徹する陸海空の自衛隊を保持する。
4 自衛隊を用いて、中立的立場から非戦闘地域、周辺地域の人道支援活動という国際貢献をすることができる。
5 76条2項の規定にかかわらず、防衛裁判所を設置する。ただし、その 判決に不服な者は最高裁に上告することができる。
6 他国との軍事同盟の締結、廃棄は、各議院の総議員の3分の2以上の 賛成による承認決議を必要とする。
7 他国の軍事施設の受け入れ、設置については、各議院の総議員の3分 の2以上の賛成による承認決議の後、設置先の半径10キロメートルに位置する地方公共団体の住民投票において、その過半数の同意を得なければ、国はこれを設置することはできない。

※「第3案」について戦力としての自衛隊の存在は認め、個別的自衛権の行使としての専守防衛 の交戦権も認めるが、集団的自衛権の行使を認めず、他国に乗り込んで行ったり、先制攻撃をすることを厳しく禁ずる内容になっている。そして、長年にわたって沖縄県民が強いられているような、政権による特 定地域への外国軍基地の押し付けができないように、軍事施設については「住民投票」で地元住民の同意を得られなければ、設置できないという規定を盛り込んでいる。